[バレーボールデータ分析]VNL2023男子 アルゼンチン戦力分析[6/24対戦に先立って]

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  やや気が早いですが、6/24に予定されていますアルゼンチン戦に先立ち、このチームの戦力を分析してみます。

  アルゼンチンの世界ランキングは現時点で日本の2つ下の9位、今大会は7位で4勝2敗。4勝の中には強豪フランス、イタリアが含まれており、決して油断できない相手です。

アルゼンチン戦力の対日本チーム比較分析

得点力

  下は、これまでフランス戦までの6試合のデータからのアルゼンチンチーム各選手の戦力を示すチャートです。まずは得点力。例によって、バブルの重なりは凡例をクリックして解消できますので、よろしくお願いいたします。

  同様に下がこれまでブラジル戦までの7試合の累計データから日本チーム各選手の得点力を示すチャートです。昨日ブラジルとの比較で用いたチャートにブラジル戦のデータを追加し、更新したものです。

  まず、横軸のアタック効果率(Attack Efficiency)で比較しますと、(40%のラインを基準に見ると分かりやすいですが、)明らかに日本選手のバブルが全体に右寄りで、アタック効果率が高いことが分かります。つまり日本人選手の1本のアタックがアルゼンチン選手のそれよりも、より「得点に繋がりやすい」、「失点しにくい」ことを意味します。用語の定義は過去記事「スタッツ(統計)データについて」をご参照ください。

  縦軸のセット当たりのアタック打数(Attack Total/set)で比較しますと、(「6」のラインを基準にすると分かりやすいですが、)石川キャプテンと高橋藍選手の打数の多さが分かります。

  アタック効果率の高い選手がより多くのアタックを打てば、当然ですが高い得点力に繋がります。アルゼンチンチームの最多得点者は背番号7番の選手で、セット当たり3.2点です。(凡例の12番の選手をクリックすると12番の選手のバブルが消え、隠れていた7番の選手のバブルが見えます。)対して、我らが日本チームは高橋藍選手がセット当たり4.0点、石川キャプテンがセット当たり4.8点と優位に立っています。

  ちなみにバブルサイズは総得点であり、アタック得点のほかにもブロック得点・サーブ得点を含んでおりますが、バレーボールにおける得点においてアタック得点が大きな割合を占めますので、バブル位置が右・上にあるほどバブルサイズが大きくなります。

  アルゼンチンで気になるのは8番のMBの得点力が高い点ですね。

守備力

  次にアルゼンチンチーム各選手の守備力を示すチャートです。

  比較のため日本チームの同様のチャートを下に掲載します。

  アルゼンチン9番のリベロの選手はレセプションが安定しているようです。17番と7番にサーブを集め、MBの打数が上がらないようにしたいですね。

  現在の日本の力を持ってすれば勝てる相手と思われますが、ブラジル戦がモノ凄い試合になりましたので、「燃え尽き」なんてことは無いにしても、疲れなど残ってないかやや心配です。逆にブラジル戦で出番がなかった選手はウズウズしてるかもしれません。そのウズウズパワーに期待しても良いかもしれませんね。

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