[バレーボールデータ分析][男子OQT2023 日本vsチュニジア戦]楽勝でしたね。でも気になることが。。

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  想定通りの楽勝でしたね。記事も省略しようかと思いましたが、記録としてさらっと書きます。ちょっと気になることもありましたので。

両チームのパフォーマンス比較分析

  まずはチームとしての総力の比較です。最初は得点力です。

  アタック効果率(Attack Efficiency)、総得点ともに日本が大きく上回っています。日本のアタック打数が少ないのは余りにアタック効果率が高いため、少ない打数で十分な得点が取れたためです。チュニジアのアタック打数が少ないのは、アタッカーにトスが供給できていないためです。

  次に守備ですが、日本のレセプション効果率(Reception Efficiency)あまりに高く、チャートからはみ出しています(笑)。

  次にサーブとブロックです。

  サーブ(Serve Efficiency)で日本が上回っていますね。日本のバブルが大きいのはこのチャートのバブルサイズがアタック効果率を示しているためです。

選手別のパフォーマンス分析

得点力

  上に日本チーム各選手の得点力チャートを掲載します。チュニジアチームについては省略します。また、守備についても選手別のチャートを今回は割愛します。

  日本チームの得点パターンはいつもは、オポジットを含むOH陣による得点に集中し、MBが目立たないことが多いのですが、この日はMBの活躍が素晴らしいですね。何故かと考えるとレセプションがチャートからはみ出すほどに良かったせいですね。ここまで攻撃が分散されると相手チームの守備も乱されます。そしてブロックも?

  意外にこの試合、チュニジアは8本のブロック得点を挙げ、日本の6本を上回っています。

気になること

  攻撃を分散した割に被ブロック本数はさほど減っておらず、エジプト戦と同じ8本のブロック得点を相手に許しています。この数は日本チームにとって特別に多いわけではないのですが、攻撃を分散した効果が出ていないのが意外です。

  あくまで直感ですが、VNL2023時に比べ、日本のアタッカー陣が強打に偏っている感覚を持っています。特に石川キャプテンと高橋藍選手の強みである、フェイント・プッシュ・軟打を交えた攻撃の多彩さが今大会目立っていない感覚を持っています。ブロックの的を絞らせない、相手を翻弄する多彩で華麗な攻撃を増やしていくべきではないかと。

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