[バレーボールデータ分析]VNL2023男子 強豪ポーランド戦力分析[7/9対戦に先立って]

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  本日のイタリア戦に続き、世界ランキング1位のポーランドとの一戦が明日行われます。

  ポーランドは現時点で8勝2敗ですが、本日の対戦相手は世界ランキング16位のカナダ、おそらく、本日勝ち数を1つ積み上げます。また、強豪ブラジル、イタリアにも勝利している強豪中の強豪です。

ポーランド戦力の対日本チーム比較分析

得点力について

  下は、これまで10試合のデータからのポーランドチーム各選手の戦力を示すチャートです。まずは得点力。例によって、バブルの重なりは凡例をクリックして解消できますので、よろしくお願いいたします。

  ギョッとしますね。「攻撃の中心は〇と□」と絞ることができません。コート上にいるオポジット、OH、MB全員が攻撃の中心選手です。日本のブロッカーとしては重点を絞ることができないでしょう。

  同様に下がこれまで10試合の累計データから日本チーム各選手の得点力を示すチャートです。

  アタック効果率(Attack Efficiency)の40%のラインを基準にポーランドと比較すると分かりやすいですが、日本チームOH,O(オポジット)のアタック効果率はポーランドを上回っています。

  とは言え、ポーランドの「O,OH,MB全員攻撃」に対して、日本は石川キャプテンと高橋藍選手の「2本柱」。イタリア戦と同様ですが、ここは宮浦選手・西田選手の奮起を期待したいところです。先発は宮浦選手でしょうか。一気に日本の「オポジットは宮浦」を不動のものにするつもりで気合入れて欲しいですね。西田選手も刺激を受けるはずです。

守備力について

  次にこれまで10試合のデータからポーランドチーム各選手の守備力を示すチャートです。

  比較のため、これまで10試合の累計データから日本チームの同様のチャートを掲載します。

  レセプション効果率(Reception Efficiency)については甲乙つけがたいですね。ポーランドのリベロのレセプションが日本の山本選手に比べると劣るようです。サーブで攻めていきたいですね。

  しかし、ポーランドのOH陣のディグ力は凄まじいですね。と思いきや、ディグで目立っている16番と25番は攻撃面ではさほど目立つ存在ではありません(*1)。もしかすると、つけ入るスキがあるのかも知れません。(「守備強化モード」と「攻撃強化モード」の2つがあって両立が難しいチームだったりするかもです。)

  選手たちの疲労も蓄積しているかと思いますが、最後の難関を乗り切り、勢いを維持したまま、決勝ラウンドに進んで欲しいものです。

(補足*1:得点力チャートで16番の選手がプロットされていないのは、「総得点/set」の値がチーム内の上位5位以内に入っていないことを意味します。)

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