[バレーボールデータ分析]VNL2023男子 強豪イタリア戦力分析[本日7/8対戦に先立って]

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  本日の対戦相手イタリアは今大会8勝3敗で3位、7月4日にブラジルを3-1で下しています。世界ランキングでも第3位という、強豪中の強豪。実は明日のポーランドも現在世界ランキング1位。これまで全勝と絶好調の日本ですが、予選ラウンドの最後2試合で最大の難関が待ち受けている形です。仮にここで2連敗となると、これまでの勢いが一気に失われる恐れがあります。

イタリア戦力の対日本チーム比較分析

得点力について

  下は、これまで11試合のデータからのイタリアチーム各選手の戦力を示すチャートです。まずは得点力。例によって、バブルの重なりは凡例をクリックして解消できますので、よろしくお願いいたします。

  16番のオポジットが攻撃の中心と分かりますが、5番と15番のOHも16番に近い打数を打っていますし、アタック効果率(Attack Efficiency)も16番に引けをとっていません。この得点力の高い3人相手に日本のブロッカーが翻弄される恐れがあります。

  同様に下がこれまで10試合の累計データから日本チーム各選手の得点力を示すチャートです。

  アタック効果率(Attack Efficiency)の40%のラインを基準にイタリアと比較すると分かりやすいですが、日本チーム選手のアタック効果率は全体にイタリアを上回っています。とは言え、イタリアの「3本柱」に対して、日本は石川キャプテンと高橋藍選手の「2本柱」。ここは宮浦選手・西田選手の奮起を期待したいところです。先発は宮浦選手でしょうか。一気に日本の「オポジットは宮浦」を不動のものにするつもりで気合入れて欲しいですね。西田選手も刺激を受けるはずです。

守備力について

  次にこれまで11試合のデータからのイタリアチーム各選手の守備力を示すチャートです。

  比較のため、これまで10試合の累計データから日本チームの同様のチャートを掲載します。

  レセプション効果率(Reception Efficiency)では日本が上回っています。しかし、これまで日本の守備力チャートと対戦相手のチャートを比較してきて、日本は相手を圧倒しているように見えました。しかし、イタリアチームとの比較では「圧倒」と言う言葉は使えません。イタリアも安定した守備力を持っていると思われます。

  ちなみに両チームともに、セッターのバブルが「レセプション効果率 = 0」の位置にプロットされていますが、言うまでもなくセッターはレセプションを受けませんので、セッターのレセプション効果率はデータがありません。MBや一部のオポジットの選手も同様ですが、便宜的に「レセプション効果率 = 0」の位置にバブルをプロットさせていただいております。

  さて日本にとって大試練ですが、何とかこの一戦をモノにして、勢いを保って欲しいと願っています。

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