ドキドキの女子日本代表の1週間を過ぎ、今週は絶好調男子日本代表の試合が始まります。明日6月21日のキューバ戦に先立ってキューバの戦力分析をしようと思います。4戦全勝の日本に対し、キューバは1勝3敗。恐れることは無いかと思いますが、キューバの1勝が何と強豪ブラジルかたらもぎ取ったもの。念のため、戦力分析しておこうと思います。
キューバ戦力の対日本チーム比較分析
下は、これまで4試合データからのキューバ戦力を示すチャートです。まずは得点力。
同様に日本代表チームの得点力チャートを比較のため掲載します。
いかがでしょう?日本チームのバブルがキューバチームのバブルに比べて、右のほうに寄っていますよね。つまり、日本チームのアタッカーのアタック効果率が全体に高い、ということが分かります。
次に守備力です。下はキューバチーム各選手の守備力を表すチャートです。
対して、日本チーム各選手の守備力を表すチャートが下です。
全然違いますよね。日本チームのバブルがキューバチームのバブルに比べて、右上のほうに寄っていますよね。特に縦軸方向、つまりディグ効果率の差が顕著です。
「地力」では日本チームがキューバチーム圧倒していると考えて良さそうです。しかし、おそらくそのキューバが現在世界ランキング2位のブラジルを破っているのです。
キューバチームが対ブラジル戦で見せた力とは
下の2つのチャートは対ブラジル戦1試合での得点力・守備力パフォーマンスです。
守備力はパッとしませんが、得点力では上のチャート(ブラジル戦を含む4試合の累計)とは全く違っています。上のチャートの縦軸・バブルサイズはセット当たりの数字になっているので比較が難しいですが、横軸に関してはともにアタック効果率で同じ尺度になります。バブルが全体に右寄り、つまりアタック効果率が対ブラジル戦で高かったことを意味します。特に12番、23番の選手が絶好調だったようで、12番は30得点をマークしています。
仮にキューバチームがこのような爆発的な力を日本戦で発揮してたら非常に厳しい戦いになると思われます。キューバチームの弱点は守備力にあり、サーブで徹底的に崩していきたいところです。
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