[バレーボールデータ分析][男子OQT2023 トルコチーム戦力分析]戦術案がひらめきました(笑)!

Python

  今大会4強の一角を占めるセルビアを下したトルコが今夜の対戦相手です。エジプトのように突然、強豪チームへと豹変することも懸念されますので、トルコチーム戦力の『平均値』を見るのではなく、これまで3試合それぞれで発揮されたトルコ選手のパフォーマンスを見ていきたいと思います。また、今回は分析に基づき、戦術案も考えてみました。

選手別のパフォーマンス分析

  トルコチームは今大会セルビア、スロベニア、米国と対戦し、それぞれ3-1で勝ち・0-3で負け・1-3で負け、と言う結果です。考えてみればトルコは初戦から4戦連続で今大会4強との対戦なんですね。セルビアに勝って、米国から1セットを取っているわけで、油断ならない相手です。

得点力

  セルビア戦、スロベニア戦、米国戦におけるトルコチーム各選手の得点力を見ていきます。例によって、バブルの重なりは凡例をクリックして解消できますので、よろしくお願いいたします。

まずはセルビア戦。

次にスロベニア戦。

最後に米国戦です。

  12番のオポジット(O)が目立ってますね。次いで9番のオポジット(O)が攻撃の主軸のようです。セルビア戦では7番と15番のMBが活躍、勝利に貢献したようです。

  それにしても攻撃の主軸である12番と9番のバブルの並びがユニークです。9番のアタック効果率が12番より高いにもかかわらず、何故かアタック打数が12番より少ない。普通は逆です。アタック効果率の高い選手にトスを集めることで効率的に得点し、相手チームより早く25点先取=セットを取り、勝利を勝ち取る、これが定石です。

  日本チームとしては12番の選手を重点的にマークして重点的にブロックにつくことで攻略できそうですね。あるいはこれは一種のワナかもしれません。日本戦で突然、9番にトスが集まったりして。。

  ところで、アタック効果率が低い選手にトスを集めるチームは私が知る限り、女子日本代表と男子トルコ代表のみです。女子日本代表がそうする理由は謎ですが、男子トルコ代表にはそうする事情があるのでしょうか?

守備力

  セルビア戦、スロベニア戦、米国戦におけるトルコチーム各選手の守備力を見ていきます。

  チャートからバブルがはみ出したり、チラッとしか見えなかったりしていますが、ご愛嬌と言うことで(笑)。ちなみに無理にバブルをチャートに入れるためにチャートの範囲を変えると読みづらくなる(複数のチャートの見比べが難しくなる)ため、チャート範囲はできるだけ変えないようにしています。

まずはセルビア戦。

次にスロベニア戦。

最後に米国戦です。

  12番(O:オポジット)の選手は基本的にレセプションに参加していないようです。レセプションはリベロと9番(O)、11番(OH)が受けているようです。9番も11番もレセプションで手一杯になって攻撃に参加できていないのかもしれません。特に11番はレセプション効果率が低めです。これが12番にトスが集まる理由なのでしょう。

トルコ戦の戦い方:戦術案

  以上から日本の戦術としては次のような方針が良いと思われます。

(1) サーブのターゲット
   12番に次ぐポイントゲッターである9番の選手にサーブを集中させる。これにより、アタック効果率の高い9番に攻撃参加させないようにする。また、強いサーブでMBにも攻撃参加させないようにする。そうすることで12番にトスが集中するようにする。

(2) ブロックのターゲット
   上記(1)戦術により、またこれまでの傾向から12番にトスが集中すると考えられる。そこでブロックは12番を徹底マークする。

  こんな感じでサクッと勝てると良いですね。

バレーボールランキング にほんブログ村 その他スポーツブログ バレーボールへ バレーボールランキング にほんブログ村
タイトルとURLをコピーしました