[バレーボールデータ分析]現日本女子代表vs2010年日本女子代表 得点力比較分析、現男子代表との得点力比較分析、西田選手のことなど

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  日本女子代表の強豪時代(2010年~2012年)を振り返ってみたくなりました。日本女子代表が数十年ぶりにブラジルに勝利、急成長し始めた2010年WorldGranprixファイナルラウンドのスタッツを今大会のチャート形式で分析してみました。

現日本女子代表vs2010年日本女子代表 得点力比較分析

  まずは現日本代表の選手別得点力分析チャートです。VNL2023の全13試合の累計データをチャート化したものです。いつもながら如何にも不自然ですね。

  一方、2010年WorldGranprixファイナルラウンド全5試合(6チーム総当たり戦)の累計データをチャート化したものです。出典はいずれもFIVBwebサイトです。[(1)(2)(3)

  OHとして、最もアタック効果率の高い木村沙織選手に最も多くのトスが上がっています。理にかなっていますよね。それにしても、現在の古賀キャプテン以上の打数を打っていたのですね。古賀キャプテンが試合後のインタビューで、いつもお疲れ気味に見えるので、てっきり古賀キャプテンのほうが打数が多いのかと思っていました。井上愛里沙選手や林選手とあまりに打数が違うので、余計打数が多いと錯覚するんでしょうね。

  ちなみにこの2010年WorldGranprixファイナルラウンドのベストスコアラーが木村沙織選手です。また、最終順位は5位ながら、このラウンドの25-Aug(8月25日)当時世界トップのブラジルに勝利しています。これが弾みとなり、この年の秋の世界バレーで銅メダルを獲得しました。

  これと同様の流れで、男子代表も秋のオリンピック予選で、良い戦いを見せて欲しいですね。(秋のオリンピック予選ではメダルや総合順位などはなく、得られるものは「オリンピック出場権」のみですが、強豪国との試合で勝利できれば、五輪メダルも視野に入ってきます。)

  ご参考までVNL2023男子代表全15試合累計のチャートを併せて掲載します。

  こちらもバブルの並びが右上がりで違和感ないですね。高橋藍選手の打数が石川選手に比べて低いのは手の故障で試合出場を控えていたせいと思われます。また今後、宮浦選手の進化、西田選手の復調を期待します。

  ところで、西田選手は「誹謗中傷」を受けたことを明らかにしました。今大会、中々調子が上がらない中、準決勝前の練習中にケガを負い、最後は観客席でメダルマッチを観戦している浮かない表情に、何となく想像はつきました。

  私は会社の関係で、早くからネットに親しんできましたが、ネットには心を病んでいる人が少なからず現れます。最初は大変驚き、私自身、随分嫌な想いをしてきました。そんな経験を通して「気にしないことが一番」と悟りました(笑)。西田選手はなんらかの対処をとるようですが、100%の解決は難しいと思います。「気にしないことが一番」です。

  しかし、宮浦選手という強力な代打が現れたのは、西田選手にとっても、不幸中の幸いだったのではないでしょうか?仮に西田選手の不調が主な原因で、Best4入りと言う目標を逃していたら、「誹謗中傷」というより、「責任問題」になりかねませんでしたから。西田選手・宮浦選手には、競い合いの中で更なる飛躍を果たしてほしいと思います。

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