銅メダル獲得!やってくれました!国際大会半世紀ぶり?
昨日とてもおいしそうなラーメン風パスタが頭に浮かんだのですが、本ブログ筆者の予知能力だったのかもしれません(笑)。また2回対戦して日本が勝てなかったポーランドが米国を破って優勝したことも、日本のレベルの高さを裏付けていると思い、うれしく思っています。
試合自体は非常に厳しい内容でした。2セット先取するも、特に2セット目は先に23点取られ、2点ビハインドからの逆転でとったわけですが、そこからイタリアは息を吹き返し、第3・第4セットは逆に日本を17点に抑え込み、圧倒します。万事休すかと思われた第5セット『宮浦さま』が降臨します!
このチームにはキャプテンがたくさんいる!この日は『宮浦さま』ご降臨!
このチームのキャプテンは石川選手だけではありません。この日の「もう一人のキャプテン」は、『宮浦さま』でした。しかも神がかっていました。『宮浦さま』が降臨するのは「ちょっと無理そう。。」と並みの選手の頭に「あきらめ」がちらついた時です。第2セット終盤もそうでした。『宮浦さま』が降臨すると選手の頭から「弱気の虫」が飛び去ってゆきます。
逆境から劇的に流れを引き寄せるのは間違いなく「キャプテン」の役割です。しかし、そんなことが簡単に出来るわけがありません。『真のキャプテン』は世界のトップチームにしか存在しません。しかも、その『真のキャプテン』にかかる重圧は常人の想像を絶するものです。いくらスーパーマン石川とは言え、荷が重すぎます。
しかし、このチームには日替わりで「もう一人のキャプテン」が現れる予感があります。ある時は、山本選手、またある時は高橋藍選手、そしてこのままじゃ終わらない西田選手、再び宮浦様。今後続々と現れる「もう一人のキャプテン」に乞うご期待です!
日本vsイタリア戦:チームの総力パフォーマンス比較分析
では本ブログの本題、データ分析に入ります。まずはチームとしての総力の比較です。最初は得点力です。
この試合が如何にタフな試合だったかを裏付けるようなチャートです。なんとアタック効果率(Attack Efficiency)で明らかにイタリアに負けています。しかも総得点でも6点もの差をつけられています。
にも関わらず、日本が勝てた要因の一つがイタリアチームの失点の多さです。下の表は両チームのアタック・ブロック・サーブエラーの集計です。エラーによる失点は12点もイタリアチームのほうが多いという結果です。
次に守備力のチャートです。ここでは、レセプションの安定度で日本が優位です。バブルサイズで表示される「レセプション+ディグ成功数」も14本上回っています。さきほどの得点力チャートで、アタック効果率で負けてはいるものの、アタック打数(Attack Total_sum)では上回っていたわけですが、この守備力のおかげです。
逆にイタリアチームのレセプション効果率が低いのは、下記でも触れますが『宮浦さま』のお怒りに触れたことが影響したのかもしれません。『宮浦さま』、あな恐ろしや。。
次にサーブとブロックです。例によって、バブルの重なりは凡例をクリックして解消できますので、よろしくお願いいたします。
ブロック(Block Efficiency)に関してはでは、両チームに大きな差はありません。サーブでは日本が上回りましたね。この日の日本のサーブ、特に『宮浦さま』が降臨したときのサーブは神がかっていました。『宮浦さま』が降臨するたび、イタリアの選手らの顔が曇るのがはっきりわかりましたね。
日本vsイタリア戦:選手別のパフォーマンス比較分析
得点力
下のチャートの通り、この日の得点に大きく貢献したのは石川キャプテンと宮浦選手です(宮浦選手のバブルが12番高橋藍選手のバブルに隠れていますが、凡例の「12_Takahashi Ran」をクリックすると表示されます。)
この日、宮浦選手は、意外なことにアタックでは決して好調だったわけではなかったようです。しかし、アタックの不調など全く意識させないサーブでの『ご降臨』。石川キャプテンに並ぶ価値ある功労者です。
アタックではさすがに石川選手が安定しています。彼が素晴らしいのは「パワー一辺倒ではない」ことです。高橋藍選手は石川選手の硬軟織り交ぜるテクニックを学んでいるようですが、日本代表のアタッカー全員が身に着けるべきです。(女子代表含め)
ところで解説の清水邦広さんが「石川選手のあのテクニックは僕が教えたようなものなんですよ(笑)」のコメントには笑いました。真面目過ぎないトップアスリート、良いですね。
対してイタリアチーム各選手の得点力チャートも掲載します。
素晴らしいですね。MB含め5人全員が高い得点力を持ち、従ってセッターは全員にトスを均等に供給できます。よくもまあ、こんなチームに勝てたものだと感心します。おそらく前日の準決勝米国戦で、一方的な惨敗を食らったことの影響があったのではないでしょうか。その上に、『宮浦さま』のお怒りに触れてしまっては。。イタリアにとっては不運としか言いようがないでしょう。
守備力
次に守備力です。下が日本チーム各選手がこの日見せた守備力パフォーマンスです。
流石!もはや日本が世界に誇るリベロ、山本選手です。偉大な選手ですが、表面的にはあのポップなキャラを維持して欲しいものです。あの笑顔はチームの宝ですから。
そして、宮浦選手、この日はディグも良かったんですね。守備面は弱い印象がありましたが、良い仕事していますね!
次にイタリアチーム各選手の守備力パフォーマンスです。ディグでは全般に日本チームより良い印象ですが、やはり『宮浦さま』のお怒りにビビったのかレセプション崩れたようです。
引き続き、大会を通しての日本チーム各選手の活躍に触れていきたいと思っています。
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